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K.T.Cトピックス

資産税 2024年7月10日

2024年分路線価発表 資産税編 Vol.70

~全国平均3年連続で上昇~

 国税庁が7月1日に2024年分の路線価を公表しました。路線価とは、1月1日時点で国税庁が算定した、主要道路に面した土地の1㎡あたりの価格になります。土地の価格を示す指標には、他にも公示価格や実勢価格など様々なものがありますが、路線価は相続税や贈与税の算定基準として使われます。

1.  全国平均3年連続で上昇
 全国平均は前年に比べ2.3%上昇し、3年連続の上昇となりました。上昇率も2010年以降で最も大きくなるなど、好調なインバウンド需要や全国各地で行われている再開発などが路線価を押し上げる要因となりました。
 リモートワークの普及によるオフィス需要の低迷が続いていた東京都では、コロナ禍からの脱却が本格化し、オフィス需要も高まってきたこともあり、上昇率は5.3%増加しました。
 路線価の全国トップは39年連続で東京都中央区銀座5丁目鳩居堂前で、1㎡あたり4,424万円と昨年4,272万円から3.6%上昇しました。人流の回復に伴って近隣エリアの百貨店や高級ブランド店の収益性が好調であり、飲食需要も回復傾向にあることが影響していると考えられます。
2. 路線価が上昇した都道府県は?
 都道府県別で路線価が前年に比べて上昇したのは29都道府県で、前年の25都道府県から4県増加しました。
 上昇幅は大きい順に、福岡県が+5.8%、沖縄県が+5.6%、東京都が+5.3%となりました。コロナ禍の行動制限が撤廃され、商業地や観光地を含め不動産市況の回復が加速しています。
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✧ 銀座K.T.C税理士法人の「相続カルテシステム」では、毎年の路線価に合わせ土地評価を最新のものに更新し、相続税のシミュレーションを行います。路線価の上昇により相続税評価額も上昇いたします。今一度ご自身が所有されている不動産の評価額がいくらになるのかを確認し、相続に備える良いタイミングと捉えることもできるでしょう。

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