大学3年になって就職を意識し始めたのですが、当時の就職活動は四季報をみて年収などの情報から志望する会社を決めると、その会社に就職するためにその会社の欲しい人材像に自分を合わせていくというのが一般的でした。その価値観が自分に合わず、資格をとって自分自身の価値を確立した状態で会社を志望したいと思ったのが税理士を目指すきっかけでした。税理士は独立可能な資格ですので、ライフスタイルに合わせて仕事を選び、ライフ設計がうまくできるのではないかと思っています。
大学の専攻が会計の学科で、当時講義を担当していた先生が会計士だった影響から、会計士か税理士の二択となりました。そのなかで「社長を支える」という税理士のほうに魅力を感じました。目指す税理士像はまだ固まっていないのですが、お客様と密接にコミュニケーションをとれるような税理士になりたいです。今は資格の勉強の比重も大きいですが、一通りの業務を経験し、節税策などお客様に喜んでもらえるようなアドバイスができるよう、知識やノウハウを身に着けたいです。
実際に当法人で働きながら税理士試験を経験してみて、事務所の皆さんの勉強に対する気遣いを感じています。自宅で勉強するのが難しい時は就業後に会社の会議室を使わせてもらっています。勉強は「量より質」と思っていますので、10時間メリハリなく勉強をするよりも、終業後に会議室で3時間集中したほうが効率も良いです。また、試験前に1か月の有給休暇を貰えるのですが、それが税理士試験に必要な追い込みを可能にしています。
また、実務と勉強がリンクすることで相乗効果を感じています。学習中の科目では普段勉強では出てこない論点で、実務では扱っている内容が出題されるとアドバンテージを感じます。勉強したことを実務ですぐ使えると知識の定着につながります。一方で、消費税が未学習の時は、まず免税事業者から担当させてもらうなど配慮してもらうこともできました。
事務所のメンバーはとにかく勉強している方がたくさんいるので、お互いに刺激し合いながら「今はとにかく勉強する時」という雰囲気を感じることができます。日々のコミュニケーションのなかでも自然と「勉強」という言葉が皆の口から出てくるので、勉強しやすい環境になっています。今後も受験生の方が増えるのであれば大歓迎です。是非一緒に頑張れたらと思います!